グランツキャットフードは尿路結石対策になる?成分や安全性を徹底検証

「グランツキャットフードって尿路結石に効くの?」
「尿路結石の猫にグランツキャットフードを与えてもいい?」
そんな疑問をもって検索しているあなたへ。結論から言うと、グランツは「尿路結石の予防」にはおすすめできるキャットフードです!
この記事では、グランツキャットフードのミネラル成分や尿pHへの影響、安全性などを実際に試したデータをともに徹底解説!
グランツキャットフードを2週間与えた尿pHテスト結果も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
グランツキャットフードは尿路結石「予防」で与えるならあり
原産国 | フランス |
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カロリー | チキン&サーモン:367kcal/100g チキン:358kcal/100g サーモン:361kcal/100g |
成分 | たんぱく質:32~34.5% 脂質:15~16% 粗繊維:4.5~5% 灰分:8.5~10% 水分:10% 糖質:28.5%(チキン&サーモンのみ26%) |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.06%以上~0.09% リン:0.9%~1%以上 カルシウム:1.2%以上~1.3%以上 カルシウムとリンの比率:1.2:1~1.4:1 |
(※)成分値は味によって異なります。
グランツキャットフードは、尿路結石の「予防目的」であれば選択肢に入ります。
ただし、すでに結石がある猫や療法食を処方されている猫には向いていません。
グランツのメリットとデメリットを次にまとめたので、参考にしてみてくださいね。
- マグネシウム0.06〜0.09%で結石リスクに配慮(※)
- クランベリー&ブルーベリー配合で尿路をサポート
- グレインフリー&高たんぱく設計で消化にも◎
(※)マグネシウム量は味によって異なります。
- 医療用の療法食ではないため治療には不向き
- 定価はプレミアム帯なので、継続コストは要チェック
「尿路結石の予防」「治療後の食事管理」というフェーズなら、グランツは有力候補のひとつですよ!
【基礎知識】猫の尿路結石とは?原因と対策まとめ
尿路結石は、猫のおしっこに含まれるミネラルが結晶化し、腎臓・尿管・膀胱・尿道などに「石」ができてしまう病気です。

特にオス猫は尿道が細く詰まりやすいため、命に関わるケースも…
一般的に、尿のpHが6.0〜6.5の範囲にあると結石ができにくいとされています。
(※)参考:プレミアムキャットフード専門店「たまのおねだり(tama)」
猫の尿pHを崩す原因は、次のような生活習慣や体質です。
猫が尿路結石になる原因と対策法を、詳しく解説していきます!
飲水量の不足
猫が尿路結石になるのは、水分摂取量が足りずに尿が濃くなるのが原因です。
なぜなら、濃縮された尿は体内のミネラルが結晶化しやすい状態を作り出すから。

猫は砂漠の動物だったため、あまり水を飲まない傾向があります…
猫の飲水量は、体重1kgあたり40〜60mlが1日の目安とされています。(※)参考:永原動物病院
目盛りがついている水皿を使えば、日々の飲水量を記録できて安心ですよ。
猫の飲水量を増やすには、次の方法がおすすめです。
- ウェットフードの頻度を増やす
- 水飲み場を複数箇所に設置する
- 水をこまめに交換する(1日2~3回が理想)
- 水が流れるタイプの自動給水器で猫の興味を引く

「うちの子、ちゃんと水飲んでいるかな?」と感じたら要注意!
飲水量を意識的に確保することが、簡単かつ効果的な尿路結石予防策になりますよ。
ミネラル過多
ミネラルを摂りすぎることも、猫が尿路結石になる原因です。
カルシウム・マグネシウム・リンのバランスが崩れると、結石が形成されやすくなるんですね。

煮干しやかつお節などをおやつとして頻繁に与えていると、ミネラル過多になるケースも…!
また、キャットフードによっては、ミネラルのバランスが整っていないこともあるため注意が必要です。
猫のミネラル過多を防ぐポイントは、次のとおり。
- ミネラル成分値の記載があるキャットフードを選ぶ
- カルシウム:リンの比率は1.2~1.5:1を目安にする
- マグネシウム含有量は0.08~0.09%を目安にする
- ミネラルが多いおやつを与えすぎない
キャットフードを選ぶ際は「尿路配慮」と書かれていても、必ず成分表で数値を確認してくださいね。
肥満
猫が尿路結石になりやすい原因のひとつが、肥満による代謝の低下や運動不足です。
太ることで活動量が減り、排尿の頻度や尿の流れが悪くなると結晶が膀胱内にとどまりやすくなるんですね。
「でも、うちの子って太っているのかわからない…」と不安な方は、下記のツールで愛猫の1日の摂取カロリー目安をチェックしてみましょう!
理想体重: kg
1日に必要なカロリー (DER): kcal
1日のフード量: g
- 2回分け: g / 回
- 3回分け: g / 回
- 4回分け: g / 回
この計算で使っている式をひらく
- 理想体重 (kg) の求め方
理想体重 = 現在の体重 ÷ BCS係数
例)4 kg・BCS7 → 4 ÷ 1.2 ≒ 3.3 kg - RER(安静時エネルギー要求量)
RER = 70 × 理想体重0.75
- DER(1日の必要カロリー)
DER = RER × 活動係数
活動係数の例:避妊去勢済み成猫 1.2、子猫 2.5 など - フード量 (g)
フード量 = DER ÷ (フードのカロリー/100g)
例)DER 250 kcal、フード 380 kcal/100g → 250 ÷ 3.8 ≒ 66 g
※ 係数0.60〜1.40は
Laflamme D.P. 1997/AAHA 2014 Weight Management Guidelines に基づいています。
BCS | 体型の目安 |
---|---|
1 | 肋骨・背骨がはっきり触れる/極度に痩せ |
2 | 肋骨が容易に触れる/腰のくびれ顕著 |
3 | 痩せ気味 |
4 | やや痩せ/理想より軽い |
5 | 理想体型 |
6 | わずかに脂肪を触れる/くびれが浅い |
7 | 脂肪が多い/腰のくびれが消失 |
8 | 肋骨が触れにくい/腹部ゆるみ |
9 | 極度な肥満/脂肪が大きく垂れる |
猫の肥満防止には、フード量の見直しに加えて、毎日10~20分ほどは一緒に遊ぶ時間を作ることも大切です。

運動によって代謝が上がり、排尿もスムーズになるので、結石予防につながりますよ
ストレス
猫がストレスを感じると自律神経が乱れ、排尿に影響が出て尿路結石のリスクが高まります。
ストレスを受けると交感神経が優位になり、排尿を我慢したり膀胱の収縮が不安定になったりするため、尿が濃縮されて結晶ができやすくなるんですね。

とくに繊細な性格の猫ほど環境の変化に敏感で、トイレのトラブルを引き起こしやすくなります…
たとえば、引っ越しや模様替え・新しい猫を迎えた・騒音が増えたなどの出来事がストレスになる可能性もあります。
猫のストレス対策には、次の点を押さえておきましょう。
- トイレの数は猫の頭数+1個にし、落ち着ける場所に設置する
- トイレをこまめに掃除する(最低でも1日2~3回)
- 来客や模様替えなど、環境の変化はできるだけ少なくする
- 毎日遊ぶ時間をとってストレスを発散させる
- 安心感を与えるフェリウェイ(猫用フェロモン製品)を活用する
「なんとなく元気がない」「トイレに行く回数が減った」など、ちょっとした変化にも早く気づいてあげることが大切です。
遺伝的な体質
猫の尿路結石は、体質によってなりやすさに差があると考えられています。
とくにヒマラヤン・アメリカンショートヘア・スコティッシュフォールドなど、一部の純血種では結石の報告が多く、遺伝的な背景が関係している可能性が示唆されているんです。(※)参考:麻布大学附属動物病院における猫の尿管結石の好発品種に関する検討
ただし、なぜ特定の猫種で多発するのかといった明確な原因は、現時点でははっきりしていません。

「うちの子は当てはまっているから心配…」という飼い主さんは、次の予防策を意識しておきましょう
- 定期的に尿検査を受ける(成猫は年1回、シニアは年2回が目安)
- 結石ができやすいといわれている猫種は、早期からのフード管理を意識する
- 「トイレの様子が変かも…」と感じたら、すぐに動物病院へ行く
体質リスクはコントロールできませんが、生活習慣の工夫で防げることもたくさんありますよ。
尿路結石を予防するキャットフードの選び方
キャットフードで尿路結石を予防したい方は、次の点に着目しましょう。

できるだけ上記すべてを満たすキャットフードを選びましょう
尿路結石を予防するキャットフードの選び方を、詳しく解説します。
ミネラルのバランスがよい
キャットフードで尿路結石予防をするなら、ミネラルのバランスに配慮されたフードを選びましょう!
ミネラルのバランスが崩れると、尿のpHがアルカリ性または酸性に傾き、尿路結石のリスクが高まります。
猫の尿路結石予防には、以下の数値を目安にしてキャットフードを選ぶのがおすすめです。
- マグネシウム:0.1%以下(できれば0.08~0.09%)
- カルシウム:リンの比率=1.2〜1.5:1
成分表をしっかりと確認して、ミネラルバランスがよいか見極めましょう。
良質なタンパク質を使っており消化がよい
猫の尿路結石予防を考えるなら、良質な動物性タンパク質を主原料にした、消化のよいキャットフードを選びましょう。
猫は本来肉食動物なので、動物性タンパク質中心の食事が消化に適しているんですね。
極端に高タンパクなフードよりも、適切なタンパク含有量と消化性に配慮されたフードを選ぶのが安心です。
- 動物性タンパク質が主原料
- タンパク質量は30〜45%程度(※)
(※)猫の体質や健康状態により異なる

加水分解タンパク質などが使われているものは、腸への負担軽減にいいですよ
猫の体質に合わせたキャットフード選びが、健康管理に役立ちます。
尿路の健康サポート成分が含まれている
尿路結石の予防を意識してキャットフードを選ぶなら、尿路ケア成分が配合されたフードに着目するのもおすすめです。
尿路ケアで注目されている成分の一例は次のとおり。
- クランベリー(抗酸化、尿路の健康維持)
- オメガ3脂肪酸(抗炎症作用)
- DL-メチオニン(尿pH調整/使用時は注意が必要)
クランベリーは抗酸化作用を持つポリフェノールやキナ酸を含み、尿pHバランスの維持や、膀胱内への細菌付着を防ぐ働きが期待されています。
DL-メチオニンは、尿pHを酸性に保つ目的で多くの尿路ケアフードに配合されているものです。
ただし「尿路ケア成分が入っている=結石が防げる」とは限りません。
あくまで日々のケアのひとつとして取り入れ、必要に応じて獣医師の指導も受けながら活用しましょう。
水分量が多い
キャットフードで尿路結石を予防したいなら、水分量に注目してフードを選ぶのも大切です。
猫は水分摂取量が少ないと尿が濃くなり、結晶や結石ができやすくなります。

毎日ウェットフードだとお財布的に厳しい場合は、ドライフードをふやかすのもひとつの方法ですよ
また、エアドライフードのなかでも「イティ」や「ジウィピーク」は、水分量が約14%とやや多め。
完全ウェットではないものの、通常のドライフードより水分補給を意識した選択肢としておすすめです。

エアドライフードはお高めなので、ドライフードにトッピングして使うといいですよ

イティは一時期トッピングしてもらっていたにゃん
尿路ケア目的でキャットフードを選ぶ際は、ぜひ水分量もチェックするようにしてみてくださいね。
グランツキャットフードが尿路結石の予防に適している理由
グランツキャットフードは、医療用の療法食ではありませんが、日々の食事で尿路結石の予防を意識したい飼い主さんに選ばれています。
尿路結石の予防目的でグランツキャットフードが選ばれている理由は、次のとおり。
グランツキャットフードが尿路結石の予防を意識したフードとして選ばれている理由を、詳しく解説します!
ミネラルバランスに配慮

グランツキャットフードは、ミネラルバランスにしっかり配慮されているので、日々の食事で尿路結石を予防したい猫ちゃんにも与えられます。
公式発表の成分値は次のとおり。
味 | マグネシウム | リン | カルシウム | カルシウム:リンの比率 |
---|---|---|---|---|
チキン&サーモン | 0.09% | 0.90% | 1.30% | 1.4:1 |
チキン | 0.06%以上 | 1.00%以上 | 1.20%以上 | 1.2:1 |
サーモン | 0.08%以上 | 1.00%以上 | 1.30%以上 | 1.3:1 |
(※)マグネシウムは0.1%以下、カルシウム:リンの比率は、1.2〜1.5:1が理想的だといわれています。

マグネシウム・リン・カルシウムの数値が公式に開示されているのは、かなり安心ポイント!
マグネシウムは0.1%以下に抑えられており、リンも総合栄養食として適正範囲です。
味によって数値が微妙に異なるため、買うときは間違えないように注意してくださいね。
2種のベリーで尿路の健康をサポート

グランツキャットフードには、尿路の健康維持をサポートするといわれている「クランベリー」と「ブルーベリー」が配合されています。
クランベリーは、尿路病原性大腸菌(UPEC)が尿路の壁に付着するのを防ぐ働きがある[1]と期待されているもの。
膀胱炎などの尿路トラブル予防に役立つ可能性があることが報告されています。
また、ブルーベリーもポリフェノールなどの抗酸化成分を含み、日々の健康維持にぴったり。
2種のベリーが配合されていることで、普段の食事から尿路の健康を意識できるのが嬉しいポイントです。
ただし、これらの成分が尿路結石を直接予防するわけではありません。

あくまで健康サポートとして考え、日々のケアに取り入れていきましょう
安全性と品質管理にこだわった製造
グランツキャットフードは、製造工場・原材料ともに高い安全基準をクリアしています。
製造工場はIFS認証とBRCGS認証を受けており、日本よりも厳しい基準を満たしているんですね。
また、原材料にも次のこだわりがあり、安心して与えられます。
- 平飼いの鶏を主原料に使用
- グレインフリー(穀物不使用)
- 人工添加物(保存料・着色料・香料)不使用
安心できるキャットフードで結石予防をしたい飼い主さんには、おすすめできる選択肢のひとつです。
【体験レビュー】グランツキャットフードを2週間与えて尿pHを測定

ただいま準備中にゃ~
グランツキャットフード以外で尿路結石の予防に役立つフード3選
「グランツキャットフード以外にも選択肢を知りたい」という方のために、尿路結石の予防に配慮された総合栄養食フードを3つご紹介します。
尿路結石の予防に配慮された、グランツ以外のおすすめキャットフードは次のとおり。

いずれもドライとウェット両方の展開があり、食いつきや水分摂取の工夫がしやすいですよ
今回は、マグネシウム・リン・カルシウムの成分バランスに注目しながら、特徴や注意点を解説します。
「療法食は必要ないけれど、早めに予防しておきたい」という猫ちゃんにぴったりなラインナップです。
ロイヤルカナン ユリナリーケア
原産国 | フランス |
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カロリー | 375kcal/100g |
成分 | たんぱく質:31%以上 脂質:11%以上 粗繊維:6%以下 灰分:7.5%以下 水分:6.5%以下 糖質:38% |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.07% リン:0.76% カルシウム:0.91% カルシウムとリンの比率:約1.197:1 |
ロイヤルカナン ユリナリーケアは、下部尿路の健康維持に配慮された総合栄養食です。
すでに結石がある猫ではなく「まだ療法食を使うほどではないけれど、尿路のケアを意識したい猫ちゃん」に向けたフードとして設計されています。
注意点として、公式サイトにはマグネシウム・リン・カルシウムの具体的な数値は記載されていません。
本記事では、大手ペット用品通販サイトPEPPYに記載されていた数値を参考にしています。

PEPPYの数値が正しいとすると、カルシウムとリンの比率は推奨範囲(1.2〜1.5:1)に非常に近く、バランスのとれた設計といえます
また、同シリーズのウェットフードも展開されており、水分補給と栄養管理を両立したい方にもおすすめです。
プロプラン 尿路の健康ケア
原産国 | オーストラリア |
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カロリー | 約370kcal/100g |
成分 | たんぱく質:32%以上 脂質:13%以上 粗繊維:3%以下 灰分:8.5%以下 水分:9%以下 糖質:34.5% |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.085% リン:1%以上 カルシウム:1.2%以上 カルシウムとリンの比率:1.2:1 |
参考:ピュリナ プロプラン
プロプラン 尿路の健康ケアは、下部尿路のトラブル予防に配慮して作られた総合栄養食です。
カルシウム:リンの比率は1.2:1(推奨範囲内)で、バランスのとれた成分設計も安心ポイント。

結石ができにくい尿環境を、日々の食事でやさしくサポートしてくれます
同シリーズにはウェットタイプもあり、水分摂取と栄養ケアを両立したい方にもぴったり。
ドライフードと組み合わせて使いたい方や、猫の食いつきや体調に合わせて選びたい方におすすめです。
ピュリナワンキャット 下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H.ケア
原産国 | タイ |
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カロリー | 約370kcal/100g |
成分 | たんぱく質:34%以上 脂質:14%以上 粗繊維:3%以下 灰分:8.5%以下 水分:12%以下 糖質:28.5% |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.1% リン:0.5%以上 カルシウム:0.6%以上 カルシウムとリンの比率:1.2:1 |
(※)成分値はチキン味のものです。
参考:ピュリナワンキャット
ピュリナワンキャット 下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H.ケアは、コスパと実用性のバランスが良く、初めての尿路結石ケアフードとしても選ばれやすい総合栄養食です。
公式サイトにも「尿pHをコントロールし、尿路結石の形成の抑制をサポート 」と記載されています。

リンとカルシウムの含有量が控えめで、カルシウム:リン比率も1.2:1と理想的なバランスに整えられていますね
水分量は12%以下と、他のドライフードよりほんの少しだけ多めなのもポイント。
水をあまり飲まない猫にとって、水分を少しでも摂れる設計は嬉しいですね。
手に入りやすさやコスパを重視しつつ、成分バランスにも配慮されたフードを探している方には、ピュリナワンは有力な候補のひとつです。
【注意】すでに尿路結石の猫はグランツキャットフードではなく療法食を
すでに尿路結石を発症している猫ちゃんには、グランツのような通常の総合栄養食ではなく、必ず獣医師の指導のもと「療法食」を与えましょう。
療法食は、尿pHをコントロールしたり、結石を溶解・再発防止したりする目的で設計された医療用フードです。
また、療法食を嫌がる猫ちゃんには、ふやかす・温めるなどの工夫も効果的。
とくにウェットフードの療法食を活用して水分をしっかり摂らせることは、排尿を促し結石予防につながります。

フードの切り替え前には、尿検査や超音波検査で必ず現在の状態を確認してくださいね
尿路結石の猫におすすめの療法食キャットフード3選
すでに尿路結石を発症している猫におすすめの療法食キャットフードは、次のとおりです。

ウェットタイプがある製品は、水分摂取のしやすさもポイントです
各商品の原産国や成分値のデータもあわせて紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。
ロイヤルカナンユリナリーS/O
原産国 | 韓国 |
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カロリー | 387kcal/100g |
成分 | たんぱく質:35.6g 脂質:15.5g 粗繊維:7.1g 灰分:9.2g 水分:5.7g 炭水化物:34.3g (※)400kcalあたり |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.06g リン:0.9g カルシウム:0.9g カルシウムとリンの比率:1:1 (※)400kcalあたり |
(※)成分値はペテモの製品ページを参考にしています。保証値ではなく、参考情報としてご活用ください。
参考:ペテモ動物病院オンラインストア
ロイヤルカナン ユリナリーS/Oは、ストルバイト結石の溶解と結石の再発防止、両方を目的とした王道の療法食です。
ストルバイト結石にもシュウ酸カルシウム結石にも対応しており、国内外の動物病院で広く採用されています。
成分値は、ペテモの製品ページによるとマグネシウム0.06g、リン0.9g、カルシウム0.9g。(すべて400kcalあたり)

カルシウムとリンの比率は1:1と、シンプルで安定した設計です
ドライとウェットの両方が用意されているので、水分摂取量を増やしたい場合はウェットとの併用もできます。
初めて療法食を試すなら、信頼性の高いロイヤルカナンから始めてみるのがおすすめです。
ヒルズ プリスクリプション・ダイエット c/d マルチケア
原産国 | チェコ |
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カロリー | 389Kcal/100g |
成分 | たんぱく質:34.1% 脂質:16.9% 粗繊維:1% 灰分:記載なし 水分:記載なし 糖質:42.5% |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.071% リン:0.71% カルシウム:0.79% カルシウムとリンの比率:約1.112:1 |
ヒルズのc/dマルチケアは、尿路結石の溶解と再発予防を両立させる療法食として、世界中の動物病院で使用されています。

2021年のCM Research社調査では、アメリカの獣医師がNo.1に推奨したのだとか!
成分値を見ると、マグネシウムは0.071%と非常に低く、カルシウム:リン比も約1.112:1とバランスのとれた内容。
ただし、糖質は42.5%と高めの設計のため、体重管理を意識したい猫には給餌量に注意が必要です。

ドライだけでなく、ウェットタイプも展開されているので、水分摂取量を増やしたい子にもおすすめですよ
世界中で使用されている、実績が豊富な療法食を選びたい方におすすめです。
ベッツワンベテリナリー 猫用 pHケア
原産国 | タイ |
---|---|
カロリー | 375kcal/100g |
成分 | たんぱく質:32%以上 脂質:13%以上 粗繊維:4%以下 灰分:10%以下 水分:6.5%以下 糖質:34.5% |
尿路結石に関連する成分 | マグネシウム:0.08% リン:0.64% カルシウム:0.74% カルシウムとリンの比率:1.16:1 |
(※)成分値はチキン味のものです。
参考:ペットゴー
ベッツワンベテリナリーpHケアは、ストルバイト結石・シュウ酸カルシウム結石の両方に配慮した療法食です。
国内の大手通販「ペットゴー」のオリジナルブランドで、ミネラルバランスや尿pH管理に特化したフードとして人気があります。

マグネシウムやリンが控えめで、カルシウムとリンの比率も一般的に推奨される範囲(1.2~1.5:1)に近い設計です
ウェットフードも展開されていて、食事からも積極的に水分補給させられるのも嬉しいポイント。
ほかの療法食に比べて少しお手頃なので、数値バランスだけでなくコスパも考慮して療法食を選びたい方におすすめです。
グランツキャットフードと尿路結石に関するよくある質問
グランツキャットフードと尿路結石について、飼い主さんからよく寄せられる次の疑問をQ&A形式でまとめました。
気になる内容がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
グランツキャットフードはストルバイトとシュウ酸どちらの結石に有効ですか?
グランツキャットフードは、あくまで結石予防向けの総合栄養食であり、治療効果をもつ療法食ではありません。
そのため「どちらの結石に有効か」と明言はできませんが、ストルバイト・シュウ酸カルシウムの両方に配慮した成分設計がなされています。
また、クランベリーやブルーベリーなどの健康維持成分を配合しており、アルカリ寄りになりがちな尿pHのコントロールにも配慮されています。

とはいえ、結石の溶解や治療が必要な段階では、療法食の使用が必要です
グランツは「結石予防のためにミネラルバランスに配慮したフードを選びたい」というケースで活用するのに適しています。
グランツキャットフードと療法食の違いは何ですか?
グランツキャットフードはあくまでも「総合栄養食」であり、尿路結石の予防に配慮されています。
一方、療法食は「治療」や「再発防止」を目的とした、獣医師の管理下で与える医療用フードです。
療法食は、マグネシウムやリンの含有量をより厳密に調整し、尿pHを酸性にコントロールする働きが強いのが特徴。
そのぶん、長期の給餌には注意が必要な場合もあるため、必要に応じてグランツのような予防向けフードとの使い分けが大切です。
猫のpH値テストはどのようにやればいいですか?
猫の尿pHを自宅でチェックする際は、リトマス試験紙やpHチェッカー(尿検査キット)の使用が一般的です。
通販でも販売されており、尿に試験紙をつけるだけでpHの目安を測定できます。
逆に酸性に寄りすぎると、シュウ酸カルシウム結石のリスクが上がるため、どちらか一方に偏らないように注意する必要があります。
固まる猫砂を使っている場合は、猫がトイレをするタイミングでサランラップなどを敷くとスムーズに尿を採取できますよ。

我が家では、いつもこの方法で採取しています
また、phをチェックできる猫砂もあるので、どうしても尿を採取できない場合におすすめです。
尿路結石を作らない習慣+グランツキャットフードで予防を
尿路結石は、水分不足やミネラルの偏りなど、日々の生活習慣が大きく関わっています。
ウェットフードの頻度を増やしたり、水を1日2~3回以上交換したりして、飲水量を増やす工夫をしましょう。
キャットフード選びでは、ミネラル量が次に当てはまるものを選ぶのがポイントです。
- マグネシウム:0.1%以下(できれば0.08~0.09%)
- カルシウム:リンの比率=1.2〜1.5:1
グランツキャットフードは、マグネシウム0.06〜0.09%、カルシウム:リン比率は1.2〜1.4:1(※)と、バランスのとれた設計が魅力。
(※)数値は味によって異なります。
さらに、クランベリーやブルーベリー配合で、毎日のごはんで自然にケアを続けられます。
食事+生活習慣のダブル予防で、愛猫の結石トラブルを未然に防ぎましょう!