猫がうんちを落とす原因と秒で片付ける掃除術!実体験をもとに解説します

猫がトイレでうんちをしたはずなのに、気づいたら床にポトリ…猫飼いあるあるの出来事ですよね。
猫がうんちを落とすのは決して珍しいことではなく、便のキレが悪い・毛が絡んでいるなど、ちょっとした原因で起こります。
でも大丈夫!この記事では、猫がうんちを落とす原因と対策、床の掃除方法まで実体験ベースでわかりやすく解説します。
- 猫がうんちを落とすときに最初に確認すべきポイント
- 猫がトイレ以外にうんちを落とす原因
- 猫が床にうんちを落とすのを改善する方法
- 猫が床にうんちを落としたときのおすすめ掃除法
- 病院に行くべきサインと見極め方

「うんちを落とすのってうちの子だけ?」と不安になった飼い主さんも、この記事を最後まで読めばきっと安心できますよ♪
猫がうんちを落とす…最初にチェックするべきポイント
猫がうんちを落とす原因を探るには、まず「便の状態・トイレ中の様子・食欲」の3つをチェックしましょう。
具体的なチェックポイントは次のとおり。
- うんちが硬すぎないか
- 下痢をしていないか
- うんちに毛や血が混じっていないか
- 排便時に痛がっていないか
- トイレを気に入らない様子はないか
- 食欲はあるか

どれが当てはまるかによって対策も変わります
もし、食欲がない場合や下痢や血便が続く場合は、一度病院を受診すると安心です。
病院を受診すべきサインについて詳しく知りたい方は、こちらをチェックしてください。
猫がうんちを落とす原因
猫がトイレ以外にうんちを落とす原因は、大きく分けると次の2パターンに分かれます。

うんちのキレが悪いといっても、原因はさまざまなので要チェックです
猫がうんちを落とす原因を詳しく解説します。
うんちのキレが悪い
猫がうんちを落とす原因で、よくあるものが「うんちのキレの悪さ」です。
うんちがきちんと切れずにおしりに残ってしまい、歩いた拍子にポトッと床に落ちてしまうんですね。

猫ちゃんによっては、おしりが気持ち悪くて床にこすりつけることも…

うんちがついたままだと、おしりに違和感あってイヤだにゃん!
猫のうんちのキレが悪くなる原因として多いものは、主に次の4つです。
便秘 | 硬いうんちはおしりに残りやすく、排泄のときに上手く切れません。 |
---|---|
毛の絡まり | 猫の毛や飼い主の髪の毛、猫草などがうんちに絡まり、キレが悪くなることがあります。 |
下痢 | 柔らかすぎるうんちはおしり周りに残りやすく、知らぬ間に床に落ちてしまうことも。 |
肛門腺のトラブル | 肛門腺の炎症や詰まりによって、うんちを出すときに違和感や痛みがあり、しっかり排便できないことがあります。 |
猫のうんちのキレが悪い原因や対処法について詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
→【もう悩まない】猫のうんちのキレが悪い原因と対策!我が家はこれで改善できました
おしりの毛にうんちがつく
猫がうんちを落とす原因として意外と多いのが、おしりの毛にうんちがくっついていたパターンです。
長毛種などおしりの毛が長い猫ちゃんは、排便時にうんちが毛に絡んでしまうんですね。
そのまま歩いたり座ったりすることで、床にうんちがポトリ…なんてこともよくあります。

猫ちゃんによっては、うんちがついているのに気づいていない場合も…!
長毛の子は、おしり周りの毛を定期的にカットしたり、こまめにブラッシングしてあげたりするのがおすすめですよ♪
猫がうんちを落とすのを改善する方法
猫がうんちを落としてしまうのを改善したい方は、次の方法を試してみましょう。

根本的な原因にあわせて、生活環境を見直ししてあげてくださいね
猫がうんちを落とさなくなるために、今日からできる改善法を具体的に解説します。
トイレ環境を改善する
猫がうんちを床に落とすときは、トイレを気に入っていない可能性があるので、まずはトイレ環境を見直ししてみましょう。
実は猫ちゃんって、トイレにかなりこだわりがある子が多いんですね。
猫にとって理想的なトイレ環境は次のとおり。
サイズ | 体長の1.5倍以上が目安。狭いと排便姿勢がとれず、うんちが切れにくくなります。 |
---|---|
個数と場所 | トイレは「猫の頭数+1個」が理想。人通りの少ない静かな場所に設置しましょう。 |
猫砂 | 猫の好みに合った砂を使うのが鉄則!小粒の鉱物系を気に入ることが多いですが、複数用意して砂の好み診断をするのもおすすめです。 |
清潔さ | 掃除は最低でも1日2~3回が理想。前の排泄物が残っていると、トイレを我慢してしまう子も…。 |
ニオイ問題 | 強い香りの洗剤や消臭剤の使用はNG。無臭タイプのクリーナーを選びましょう。 |
おすすめのトイレは、獣医師開発ニオイをとる砂専用猫トイレ。
猫が好むサイズ設計になっている上に、猫砂を入れるラインもあるのでかなり使いやすいですよ♪
猫砂は、ニオイをとる砂のカラーチェンジタイプがおすすめです。
しっかり消臭&固めてくれるので扱いやすく、鉱物系なので猫ちゃんも気に入りやすいと期待できますよ。

我が家ではずっとカラーチェンジタイプを使っています

砂のかき心地がいいにゃ~
便秘ケアをする
うんちが硬くて上手く切れず、床に落としてしまう場合は、便秘ケアをしてあげましょう。
便秘が解消されることでうんちのキレもよくなり、トイレ外にうんちを落とすことが減ると期待できるからです。

シニア猫や水をあまり飲まない子は便秘になりがちなので、とくに注意してあげましょう
猫の便秘ケアには、水分摂取量を意識的に増やすことが大切です。具体的な方法は次のとおり。
- ウェットフードの頻度を増やす
- ドライフードに鶏のゆで汁などをかけて風味をつける
- 水が流れるタイプの給水器を導入する
- 水飲み場を複数用意する
- 水を1日2回以上交換する
- 水の温度をぬるめにする

乳酸菌や食物繊維入りのフードやおやつを取り入れるのもおすすめですよ
取り入れやすい方法から試してみてくださいね♪
便秘気味の猫におすすめのキャットフード
毎日の食事でも便秘ケアをしたい飼い主さんには、犬猫生活キャットフードがおすすめです。
フラクトオリゴ糖・乳酸菌や、食物繊維が豊富なサイリウムが配合されており、腸内環境をサポートできます。
次の成分・添加物は不使用で、安心して与えられるのも嬉しいポイントです。
さらにすごいのが、公式サイトで原材料の産地や配合理由を公開していること。
原材料にこだわる飼い主さんでも、納得して与えられます。
味は「国産の生鶏肉」と「金沢港の朝獲れ魚」の2種類。

お肉派にもお魚派にも対応しています
便秘ケアができて品質も安心なフードをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
ブラッシングをこまめにする
床に落ちたうんちに猫の毛が絡まっている場合は、ブラッシングをこまめにすることで改善される可能性があります!
猫が毛づくろいで飲み込んだ毛が、便秘や毛玉詰まりの原因になることがあるんですね。
ブラッシングのおすすめ頻度は次のとおりです。
- 短毛種:週2~3回ほど
- 長毛種:毎日または2日に1回
ブラッシングを習慣にすると、抜け毛を減らせるだけでなく、スキンシップや健康チェックの時間にもなりますよ♪
おすすめのブラッシング用スプレーは、コンフィダンテのキャットミストシャンプー。
天然由来原料100%で全身のお手入れに使えるので、ブラッシングだけでなくちょっと汚れが気になるときのケアにも便利です♪

洗い流す必要がないのも嬉しいポイント

スプレーを使うと毛がつやつやになる気がするにゃんね~
おしりの毛をカットする
猫のおしりの毛にうんちがついたままになり、床に落としてしまう場合は、こまめにおしりの毛をカットしてあげましょう!
長毛種の猫ちゃんやおしりの毛が長い子は、どうしても毛にうんちが絡みがちなんですよね。
カットには、先端が丸いペット用の安全バサミを使うのがおすすめです。
猫のおしりの毛をカットする手順は次のとおり。
- できれば2人以上でカットを実施する
- 猫がリラックスしたタイミングで、1人がやさしく猫ちゃんを支える
- 肛門に刃を近づけないように注意しながら、毛の流れにそって放射線状に少しずつカットする

どうしても難しい場合は、動物病院やトリマーさんに相談すると安心です
部屋をこまめに掃除する
猫が床にうんちを落とすのを防ぐには、部屋の掃除も意外と重要です!
なぜなら、床に落ちた髪の毛や猫の抜け毛を飲み込んでしまうことで、うんちに毛が絡まってしまい、キレが悪くなるから。
掃除のポイントは次のとおりです。
- コロコロやハンディモップで1日1〜2回床の毛を取り除く
- 整理整頓をして、誤飲しやすい小物やゴミを減らす
- 空気清浄機やロボット掃除機で、抜け毛対策を自動化するのも◎
うんちトラブルだけでなく、ノミ・ダニ・ハウスダストの予防にもつながるので、掃除は猫の健康ケアの一部と考えておきましょう♪
ストレスを溜めないようにする
猫が床にうんちを落とすのを防ぐには、ストレス対策も大切です!
なぜなら、猫がうんちを落とす原因のひとつに、ストレスによる排泄の乱れがあるから。

とくに神経質な子や環境の変化に敏感な子は、トイレを我慢したり失敗したりすることがあるんですね
猫のストレス発散方法は次のとおりです。
- 毎日10〜20分ほどおもちゃで遊んであげる
- キャットタワーや爪とぎなど運動とストレス発散の場を用意する
- ベッド下や猫用トンネルなど安心して隠れられる場所を作る

猫ちゃんの年齢や性格によって遊ぶ時間は異なるので、満足するまで遊んであげましょう
どれも簡単にできることなので、ぜひ取り入れてみてくださいね♪
猫のうんちが床に落ちたときの掃除方法
猫のうんちが床に落ちたときは、酵素系クリーナーを使ってしっかり汚れを分解し、ニオイの元から退治することが大切です。
ただし、床の素材によっては中性洗剤のほうがよい場合もあるので、状況に応じて使い分けましょう。
ここでは、床のタイプ別に掃除のコツをご紹介します。
猫のうんちが床に落ちたときの掃除方法を、詳しく解説します。
フローリング
フローリングに猫のうんちが落ちた場合は、酵素系クリーナーを使ってすぐに拭き取ることが最優先です。
水拭きだけでは菌やニオイが残る可能性があるので注意しましょう。
フローリングはツルツルしているぶん、うんちが広がりやすいので拭き取りは外から中へが基本ですよ♪
フロアマットを敷くと掃除が楽ちん!
猫がうんちをよく床に落とす場合は、フロアマットを敷いておくのがおすすめです!
フローリングよりも掃除がしやすく、床のニオイ残りも防ぎやすい傾向にあります。

フローリングだと、隙間にうんち汚れが入り込んでしまう恐れがあるんですよね…
とくに使いやすいのは、撥水&防菌・消臭加工されたクッションタイプのフロアマット。
猫のうんちで床が汚れてもサッと拭くだけでOKなので、室内を清潔に保てます。

わが家はリビングと寝室にフロアマットを敷いていますが、猫ちゃんの粗相に慌てなくなりました♪
東リのクッションフロアは、安心の日本製&抗菌・抗ウイルス・防カビ加工なので特におすすめです。

種類も豊富なので、お部屋に合うデザイン・カラーを選べますよ♪
カーペット
カーペットに猫のうんちが落ちた場合は、フローリングよりも念入りな掃除が必要です。
毛足の奥まで汚れが入り込みやすいので、染み込みやニオイ残りに注意してくださいね。
まずは、キッチンペーパーなどでやさしくうんちを取り除きます。

カーペットにうんちがこびりついたら落ちにくいので、絶対に擦らないようにしましょう!
うんちを取り除いたら、酵素系クリーナーをたっぷり染み込ませて15分ほど放置し、汚れを浮かせます。
タオルで押さえるようにしてクリーナーを吸い取ったら、必要に応じて重曹や消臭スプレーも併用し、ニオイや汚れを取り除きましょう。

ニオイと汚れが取れたら、あとは風通しのよい場所でしっかりと乾かせばOKです♪
畳
畳に猫のうんちが落ちたときは、フローリングやカーペット以上に早めの対処が必要です!
なぜなら、畳の隙間に汚れやニオイが染み込みやすく、放置するとカビや変色の原因になるから。
まずは、畳に落ちたうんちをこすらず丁寧に取り除き、中性洗剤を含ませた布でポンポンと叩くように汚れを吸い取ります。

掃除後はしっかりと乾燥させてくださいね
畳の下まで汚れてしまった場合は、業者に相談したほうが安心です。
時間が経ってこびりついたうんちの掃除方法
気づくのが遅れてしまい、床に落ちたうんちがカピカピに…そんなときは乾燥した部分を無理に剥がそうとせず、まずふやかすのが基本です。
フローリング・畳・カーペットのいずれも、いきなりこすると表面が傷んだり、汚れが広がったりする原因になります。
時間が経ってこびりついたうんちの掃除手順は、次のとおり。
- ぬるま湯を含ませたキッチンペーパーやタオルを汚れの上に被せる
- そのまま10〜15分放置する
- 汚れがふやけたらヘラなどでそっと取り除く
- 酵素系クリーナー(※)を使って雑菌やニオイを除去する
(※)畳の場合は中性洗剤を推奨します。
猫がうんちを落とすときに病院を受診するサイン
トイレ以外にうんちを落とす行動が一時的なものなら心配いりませんが、明らかに異常が続く場合は病院の受診を検討しましょう。
とくに注意したいのは次のようなケースです。
- 下痢が何日も続いている
- ご飯をほとんど食べない
- 明らかに元気がない
- うんちに血が混じっている
- 数日間連続でトイレ以外で排泄している
いずれかの症状がある場合は、自己判断せず早めに動物病院を受診するのが安心です。
うんちを落とす猫に関するよくある質問
ここでは、うんちを落とす猫に関する次の質問について解説します。

正しい知識をもって対処すれば、猫との信頼関係もぐっと深まりますよ
気になる内容がある方は、ぜひ参考にしてください♪
猫がトイレ以外でうんちをする理由は何ですか?
猫がトイレ以外でうんちをするのは、環境や体調に問題があるサインです。
トイレ以外でうんちをする主な原因は次のとおり。
ストレス | ・来客が多い ・模様替えや引っ越しをした ・新しいペットの搭乗 |
---|---|
トイレの不満 | ・サイズが小さい ・形状が気に入らない ・掃除が不十分 ・場所が落ち着かない |
ニオイの残留 | ・粗相した場所にニオイが残っている |
高齢猫がトイレ以外でうんちをするのはなぜですか?
高齢猫がトイレ以外でうんちをする場合、身体的な不調が原因のケースがあります。
とくに多いのが、関節炎や筋力の低下によって、トイレへの出入りや排便姿勢がつらくなってしまうケース。

認知症でトイレの場所がわからなくなっていることもあります
高齢猫がトイレ以外でうんちをする場合は、段差の少ない浅型トイレに変えたり、トイレの数を増やしてあげたりしましょう。
猫は嫌がらせでうんちをトイレ以外ですることがありますか?
「もしかしてわざとトイレ以外でうんちをしている?」と思うこともあるかもしれませんが、猫は嫌がらせでは粗相をしません。
ストレスや不調のサインである可能性が高いので、トイレや生活環境、体調やうんちの状態を確認してみてくださいね。

大切なのは怒るのではなく「なぜそうなったか」を観察して原因を見つけることですよ
猫がうんちを落としたときに怒るのはよくないですか?
猫がうんちを落としたときに怒るのは逆効果なので、絶対に避けるべきです!
なぜなら、猫は怒られた理由がわからず、トイレへの不安や飼い主への不信感が強まるだけだから。

怒鳴ったり叩いたりすると「トイレ=怖い場所」と認識してしまい、ますます粗相が悪化する可能性も…
落ち着いて掃除を済ませたら、猫の様子・トイレ環境・体調をしっかりとチェックしましょう。
猫と信頼関係を築くことが、トラブル改善の第一歩ですよ。
猫砂を床に散らかしてうんちも落とす…どう対処すればいいですか?
猫砂を床に散らかしてうんちも落とす場合は、トイレの構造や設置場所を見直してみましょう。具体的な対処法は次のとおりです。
- 縁が高めのトイレに変える
- トイレの手前に砂取りマットを設置する
- トイレを壁際や角に置いて、動線を安定させる
- 猫砂が多すぎないか確認する(5cmほどが目安)
軽すぎる猫砂は飛び散りやすいので、粒が大きめのタイプを試してみるのも一つの方法ですよ。
猫がうんちを落とすのは原因をしっかり見極めれば対処できる!
猫がうんちを落としてしまう主な原因は、便秘や毛の絡まりによるキレの悪さや、おしりの毛が長すぎることです。
とくに、便秘や毛の絡まりでうんちのキレの悪さが続くなら、毎日のごはんから見直してみましょう。
そこでおすすめなのが、犬猫生活キャットフード。
サイリウム(食物繊維)・3種の乳酸菌・オリゴ糖が、バランスよく配合されています。

硬すぎず柔らかすぎない、理想のうんち作りをサポートしてくれるフードですよ
国産無添加・グレインフリーで、原材料にこだわる飼い主さんでも安心。
「最近うんちの調子が気になるな…」と思ったら、ぜひ一度試してみてくださいね♪